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黒崎 譲; 高柳 敏幸
Chemical Physics Letters, 355(5-6), p.424 - 430, 2002/04
被引用回数:3 パーセンタイル:8.63(Chemistry, Physical)シクロプロパンのC-C結合に対するO(D)挿入反応の入り口付近における5つの最低一重項ポテンシャルエネルギー面を、CASPT2/cc-pVDZレベルで計算した。その結果、5枚のポテンシャル面の内の最も下にあるものは、入り口付近で引力的であるのに対し、他の4枚は斥力的であることが予測された。比較のため、エタンについて同様の計算を行った結果、5枚のポテンシャル面は入り口付近ですべて斥力的であることが予測された。これらの計算結果は、O(D)とアルカン分子の反応についての最近の実験結果と矛盾しない。
白井 稔三; 多幡 達夫*; 俵 博之*; 市川 行和*
Atomic Data and Nuclear Data Tables, 80(2), p.147 - 204, 2002/03
被引用回数:74 パーセンタイル:93.82(Physics, Atomic, Molecular & Chemical)利用できる文献データに基づき、電子と炭化水素分子との衝突による138種類の反応過程に対する断面積を評価した。文献データは2000年9月までのものを調査した。測定に対する簡単なコメントを与え、各素過程の推奨データセットを図示すると共にそれらに解析関数による当てはめも行った。
杉本 俊一*; 清水 雄一; 鈴木 伸武
Chem. Express, 8(7), p.451 - 454, 1993/00
炭酸ガスにメタンの存在下でArFレーザー光(193nm,260mJ/pulse,50Hz)を照射すると、主生成物として一酸化炭素が、微量生成物としてエタン、プロパンおよびブタンが生成し、炭酸ガスの還元が著しく促進されることを見出した。一酸化炭素の生成量はメタン濃度の増加と共に急激に増加し、メタン濃度がおよそ15mol%で最大になった。この時の量子収率は0.25であり、炭酸ガスのみの照射のときの約6倍であった。一方、エタンの生成量はメタン濃度がおよそ50mol%で最大になった。さらに、メタン濃度がおよそ35mol%以上で、プロパンおよびブタンが生成した。炭酸ガスのArFレーザー光分解によって一酸化炭素と共に生成するO原子がメタンによって効率よく捕獲されるために、レーザー光照射による炭酸ガスの還元反応が有効に進行すると結論した。
杉本 俊一*; 清水 雄一; 鈴木 伸武
Chem. Express, 8(9), p.789 - 792, 1993/00
一酸化炭素とメタンの混合気体にArFレーザー光(193nm,270mJ/パルス,50Hz)を室温で照射すると、主生成物としてエタンが、副生成物としてプロパン、エチレンおよび含酸素化合物であるアセトアルデヒドが生成することを見出した。これらの生成量はいずれもメタンの含量の増加と共に増加し、メタンの含量がおよそ73mol%で最大になった。この時の量子収率はそれぞれエタン:0.26,プロパン:0.02,エチレン:0.01およびアセトアルデヒド:0.04であった。これらの生成機構について考察した。その結果、一酸化炭素とメタンとの反応によって生成するアセトアルデヒドはArFレーザー光の照射下で分解されることを明らかにした。
畑田 元義; 杉本 俊一
JAERI-M 83-229, 47 Pages, 1984/01
メタンの照射生成物の主なものは水素とエタンであるが、10Mrad以上の大線量照射では水素と高級炭化水素である。メタンの照射によるエタンの生成と、生成したエタンの照射による消失の過程を知るために、メタン/エチレン、及びメタン/エタン混合気体を非循環流通法で電子線照射を行った。エチレン添加により水素生成のG値は減少した。エタン生成のG値は増加するが、更にエチレン添加量を増加させると減少した。C以上の炭化水素はエチレン添加量の増加とともに増加した。一方エタンの添加により水素生成のG値はほとんど変化しなかった。C以上の高級炭化水素の生成量はエタン添加とともに増加したが、増加量はエチレン添加の場合に比べて小さかった。これらの結果よりエタン及び高級炭化水素はエチレンを経由して生成すること、及び一旦生成したエタンは照射を続けると次第に高級化することがわかった。
武久 正昭; 鷲野 正光
原子力工業, 25(2), p.73 - 79, 1979/00
放射線照射を利用した有機合成反応をラジカル反応、イオン反応によるものに分類し解説した。また高崎研での研究成果の例としてEDCの塩素化、-オレフィンと酸性亜硫酸ソーダの付加反応を詳細に記した。今後の放射線による有機合成プロセスとして電子線を用いた気相反応は注目すべき系と考え珪素樹脂用モノマーの合成反応について紹介した。
三井 光; 清水 雄一
JAERI-M 7993, 35 Pages, 1978/12
温度30Cにおけるゲージ圧9.0kg/cmのモル比4:1の水素と二酸化炭素の混合気体に、50~450Cの温度範囲において、線量率8.3410rad/hrのコバルト-60からのr線を20Mrad照射した。観測された主な生成物は、一酸化炭素、メタン、およびエタンである。熱化学反応による生成量を補正した一酸化炭素、メタン、およびエタンの100Cにおける生成のG値は、それぞれ0.24、0.25、および0.03であるが、450Cでは、それぞれ27.7、2.1、および1.9に増加する。200C以下の温度におけるこれらのG値の活性化エネルギーは、それぞれ4.8、0.0、および0.0kcal/molであるが、250C以上では、それぞれ11.3、6.7、および15.7kcal/molの活性化エネルギーを与える。一酸化炭素、メタン、およびエタンの生成のG値の活性化エネルギーが変化する境界温度は、それぞれ240、221、および239Cと推定された。以上の結果について考察した。
尾原 利夫*; 飯島 俊郎*; 小見山 二郎*; 池田 朔次*; 石河 寛昭; 仲川 勤*
Journal of Polymer Science; Polymer Chemistry Edition, 16(9), p.2393 - 2402, 1978/00
Sで標識したエタンスルホン酸のナイロン膜への透過性を解析することにより吸着等温線が得られた。液体シンチレーション測定法を本研究に適用したために、精度よくこの透過性を調べることができた。